藤が丘で暮らそう –Living in Fujigaoka–
トリビア

長久手インターチェンジの不思議

藤が丘の最寄りの高速道路のインターチェンジは、名古屋インター(名二環だと本郷インター)です。

藤が丘の隣接する名古屋ICから、ほんのちょっとしか離れていないので、藤が丘に住んでいるひとで、名古屋ICから長久手ICまで高速に乗ることは、おそらくないと思います。 でもたまに、 ドライブからの帰りに「今日は長久手インターで降りようか?」というときは、あります。

IKEA長久手店に直結?のインターとして、今は有名ですよね。

でも、インターができたのは、IKEAの開店よりずっと昔です。なんのために、長久手ICは建設されたんでしょうか。

長久手ICは、東名高速道路のICではありません。東名高速道路の日進ジャンクションから枝分かれした名古屋瀬戸道路にある唯一のICが、長久手ICです。

地図をみても想像できますが、この名古屋瀬戸道路は、わずか2.3kmしかありません!

下道でよくない!? と、思いましたが、理由があります。万博のためです。

愛知県のプレスリリースによると、この名古屋瀬戸道路が開通したのは、2004年です。その目的は「博覧会長久手会場に近接する長久手ICまでの間が自動車専用道路」によって「 シャトルバス等の円滑な運行を支援する 」ことが、掲げられています。

博覧会というのは、この地域で開催された万博(愛・地球博)のことで、愛・地球博記念公園(旧・愛知青少年公園、現・モリコロパーク)をメイン会場に、2005年に開催されました。その会場に隣接する高速道路とインターチェンジとして、長久手ICは作られたのですね。

当時のことはよくわからないのですが、おそらくその役目を長久手ICは果たしたはずだったのですが、実はガラガラで、見込み違いの利用者数と650億円と高騰した費用が、政治では批判の対象にもなっていたようです

それが今は、IKEA長久手店に続々と車を流し込むインターになった、というわけで、めでたしめでたし? きっと万博のときよりも、今のほうが、長久手瀬戸道路は混雑しているのかも。

もちろん近隣にお住いのみなさんには、とっても便利なICだと思います。

藤が丘に住んでいても、ドライブの帰りに長久手エリアに寄り道していこうか、というときには、たまに使うと新鮮な気持ちになれますよ。

あとは、名古屋ICのあたりが超渋滞してたら、藤が丘に住んでいる人は、長久手ICで降りて下道でこっそり帰れるかも、というメリットでしょうか。

ただし、長久手瀬戸道路は別料金(100円~)なので、ご注意ください。

以上、長久手インターチェンジのお話でした。

P.S. なにげにインターチェンジの記事を書くときは、写真を撮りに行くのがたいへんです! 撮影スポット、あるんです。名古屋インターの記事も、ぜひご覧ください